ギャラリー風庵 『ある香りのある風景』
2018年02月20日
ある香りの風景 〜記憶の断片
期間: 2月17日(土)ー3月20日(火) 水・木定休日
会場: 法福寺ギャラリーカフェ風庵
『香り』をテーマにした木澤明宏氏の絵画作品と久次米譲氏の風景写真、カリグラフィー作家浅岡千里氏、空間芳香療法のコラボ展示をギャラリーカフェ風庵で開催します。
絵や写真から想像する香りは、過去の感覚を呼び覚まし、
快楽的な想い出を(又は、悲しみの想い出さえも)運ぶ香りの記憶によって、時を経てそれは人に安らぎを持たせます。
それぞれの作品から視覚による香りの想像世界を読み取ってみてはいかがでしょうか。
【香りのもつ想像と現実】
例えば冬の香り…
冬の凛とした空気感や雪のあの、キンとした匂いを鼻孔に正直に感じ取る時、子供の頃の雪だるまを作った想い出、霜焼けのモゾモゾした痒み、雪の味、山々の美しい銀世界、家族との雪掻き、、冷たさと共に暖かな感情が甦り、自然が成す緩やかさに素直に感動を覚えます。
【目に見えない無意識に入り込む本質】
古代では、香を燃やすことは、煙を超えて神の元まで届ける供え物をすることで、神に讃え天へと人間の願いを届ける役割もありました。人々の心身の浄化としての使われ方など、香りは人間と神々(自然)の間の媒介であり、現世と来世、地上と天上を繋ぐ神聖なるものでした。
仏教でもお線香として死者を敬い天へと導く祈りの儀式に使われますね。
【神聖なる香りの効果 アロマテラピー】
大地にグラウディングさせて、自然と一体になるアロマテラピー。香りの成分は心身の浄化、健康維持に役立ちます。
植物の精油から受けとるリアルな香りの癒しを感じてみてください。
浅岡千里さんのタゴールの詩が描かれたカリグラフィー作品と私がそこからイメージした香りを創りました。
” The leaf becomes a flower when it loves.
The flower becomes a fruit when it worships. “
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草の葉は 愛すると 花となる。
花は 慕わしく思い 果実をなす。
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quote by R. Tagore
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視覚から想像する香り、嗅覚からダイレクトに伝わる香り…
私たちの思考を創り出す香りの世界に触れることで、自然からのメッセージを受け取り、皆様の精神的、肉体的ゆらぎのお手伝いが出来たらと思っております。